相続における専門家 税理士編

相続01

相続を取り扱っている専門家は、税理士以外にも弁護士や司法書士もいらっしゃいます。相続の問題を抱えているのなら、わざわざ税理士に頼む必要はありません。
でも、税理士だからこそできる仕事があるのも事実です。そこで相続の手続きを税理士に頼むメリットについて、取り上げます。

税理士に相続の手続きを任せる最大のメリットは、相続税に関わること全てです。相続税は特例や分割方法を工夫すれば、節税に繋がります。1円10円レベルではなく、場合によっては数千万円単位の節税も可能です。弁護士や司法書士ではなしえない。大技です。
数千万円単位の節税を実現するには、特例が大きな鍵を握ります。しかし特例の中には手続きが非常に難しく、素人では太刀打ちできないこともあります。手続きが難しいからと放置しては、本来支払う必要がないお金を払う羽目になってしまうのがオチです。

また遺言書を作成する際にも、税理士は大活躍です。相続税対策は、遺言書作成時から既に始まっていると言っても良いでしょう。遺言書の書き方によっては、大きな節税に繋がる可能性もあります。
さらに税務調査にかかる負担が軽減できるのも、税理士に頼むメリットです。相続税申告の税務調査を受ける割合は、20%前後と言われています。「たかが20%程度」とおもわれるかもしれませんが、かなりの確率です。もし申告漏れが発覚した場合、追徴課税が課せられる恐れがあり、かかる負担はかなりのものになります。でも税理士であれば、税務調査対象にならないように配慮してくれます。また万が一税務調査が入ったとしても、税務署との交渉に応じてくれるので安心です。

ただし税理士に相続の手続きを頼む際、親族同士のトラブルには介入できないので要注意です。あくまでも中立的な立場から相続税を管理するので、時には納得ができない結果になる場合もあります。
さらに税理士には、不動産登記や相続人同士の抗争を解決する権限はありません。税理士は、「税理士でしか許されない範囲の仕事」でしかできないのです。

税理士だけでなく、弁護士や司法書士も「許された仕事の範囲」でしか関われないのです。だから相続の際には、弁護士・司法書士・税理士とそれぞれ別に頼むことになるのも珍しくはありません。
もし複数の専門家に頼らざるを得なくなったら、横の繋がりのある税理士事務所に頼んでみましょう。税理士事務所の中には、弁護士や司法書士とつながっている所もあります。総合的に見てもらえるので、かかる負担はかなり軽いです。